途中

人間には燃え尽きる人間とそうでない人間といつか燃え尽きたいと望み続ける人間の3つのタイプがある。望み続け、しかしいつかはやって来ない。カシアス内藤を追う旅路の果てに沢木耕太郎がたどり着いた境地です。こんな恐ろしい言葉があろうかと震え上がりますが、初めてこれを読んだ時は今はこんな自分だけれどいつかは灰になる時が来るのだと疑いませんでした。あれから幾星霜、未だ燃え尽き切れずかと言って諦められない自分がここにいます。

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